2021
oil painting on canvas
31.8 × 41 cm
ED.1(1点もの)
作品裏にサイン
Provenance
Private Collection
本作品は今井のかけがえのない日々の記録でもある作品群の中でも「季節ごとのみずみずしい果物が並ぶ食卓の様子」が描かれた代表作であり油絵で描かれた貴重な１点もののユニーク作品。今井の考え抜かれた構図、絵具が乾かないうちに描く素早い筆致により光放つその瞬間を捉えて描かれるモチーフはまるで光を内包しているようだ。

1982年神奈川県生まれ
2004年多摩美術大学美術学部絵画学科油画専攻卒業。
2006年頃からアーティストとしての活動を本格化。当時はフランス人形などをモチーフとした作品を発表していた。その後、季節ごとのみずみずしい果物が並ぶ食卓の様子、焼きたてのトースト、溶けていくバター、イヌなどの動物のぬいぐるみなどが登場する室内風景など平凡でありふれた身近にある「シーン」を描くようになる。
かけがえのない日々の記録でもある作品群は、油絵の古典的な技法を用いて制作され、対象物を的確にとらえるすばやい筆致が特徴。近年は「光」の効果を追求し、モチーフとなる食材そのものが内部から発光しているかのような堂々たる気配をまとう作品を手がけている。

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