- 日本人が使える海外仮想通貨取引所は?
- 日本人におすすめの海外取引所を知りたい
当記事を訪れた方は、日本人の海外取引所利用について、上記のような疑問や関心をお持ちではないでしょうか?
日本人が使える海外取引所は世界トップ10のうち5社で、他の取引も含めて数十社程度が利用可能です。
一方で、日本人が利用できない取引所も多く、日本人が海外取引所を使う際に注意すべき点もいくつかあります。
本記事では日本人におすすめの海外取引所をランキングで紹介し、利用できない取引所や利用の注意点、海外取引所のメリットとデメリットなどをまとめます。
今回紹介する55社以外にも、日本人におすすめの取引所を知りたい場合は「海外仮想通貨取引所ランキングおすすめ比較10選」の記事を参考にしてみてください。

海外仮想通貨取引所は日本人でも使える?

海外仮想通貨取引所は、日本人でも問題なく利用できます。
法律的に違法でないことはもちろん、海外取引所の側も新規登録や継続利用を受け付けています。
ただ、中には日本人を受け付けていない海外取引所もあり、全ての取引所を利用できるわけではありません。

しかし、世界ランキングトップ10のうち5社は利用可能で、日本語対応のレベルも国内取引所とほぼ同等です。
日本人の海外取引所利用に問題がないことについては「海外仮想通貨取引所の利用は禁止?送金規制や国内外のルールを紹介」の記事で詳しく解説しています。
日本人におすすめの海外仮想通貨取引所ランキング


日本人におすすめの海外仮想通貨取引所をランキングにすると、以下の通りです。
- 1位:Bybit(バイビット):世界ランキング2位
- 2位:MEXC(エムイーエックスシー):銘柄数が世界最多
- 3位:Vantage(ヴァンテージ):FXを並行しやすい
- 4位:Bitget(ビットゲット):コピートレードに強い
- 5位:OrangeX(オレンジエックス):セキュリティ性が高い
それぞれの取引所のおすすすめのポイントを紹介していきます。
1位:Bybit(バイビット):世界ランキング2位


レバレッジ | 最大500倍(MT5) 最大100倍(通常) |
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取引銘柄数(ペア数) | 1,900種類以上 |
取引手数料 | 0.0%〜 |
日本語対応 | ◎ |
公式サイト | Bybit公式サイト |
Bybit(バイビット)は、世界ランキング2位の大手で、日本人トレーダーの人気が最も高い取引所です。
大手だけにあらゆるスペックで優れており、銘柄数の1,900種類以上は世界トップレベルであり、取引手数料の0.0%からという安さも世界最安レベルです。
『Bybitステーキング』など独自の資産運用のメニューを豊富に提供しており、他社より高い利回りを受け取れることも利点です。



クレジットカード入金では他社が対応していないJCBにも対応しています。
コピートレードやボット取引などの機能も充実しており、カスタマーサポートも含めて日本語に対応しているため、初心者野方でも安心しで利用できます。
現在、77万5,000円の口座開設ボーナス(ウェルカムボーナス)を提供しているため、ぜひお気軽に登録してみてください。
2位:MEXC(エムイーエックスシー):銘柄数が世界最多


レバレッジ | 最大500倍(先物) 最大200倍《通常) |
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取引銘柄数(ペア数) | 2,900種類以上 |
取引手数料 | 0.02%〜 |
日本語対応 | ◎ |
公式サイト | MEXC公式サイト |
MEXC(エムイーエックスシー)は、世界最多の銘柄数2,900種類以上を誇る取引所で、草コインに最も強いことで評判です。
多くのアルトコインを売買できるだけでなく、新規上場する草コインのエアドロップ(無料プレゼント)やIEO(先行販売)が頻繁に開催されていることも利点です。
資産運用のメニューも充実しており『MEXCセービング』や『MEXC Earn』などのサービスで、高い利率の報酬を提供しています。



取引手数料が業界最安レベルであることも特徴で、スプレッドも業界最狭レベルと評価されています。
世界ランキング7位の大手であるため日本人トレーダーも多く、日本語で信頼できる情報が多く見つかることも利点です。
現在、登録で8,000USDTの口座開設ボーナスを受け取れるため、興味を感じた方はぜひ登録してみてください。
3位:Vantage(ヴァンテージ):FXを並行しやすい


取引手数料 | 0.0%〜 |
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レバレッジ | 最大333倍 |
取引銘柄数(ペア数) | 50種類以上 |
日本語対応 | ◎ |
公式サイト | Vantage公式サイト |
Vantage(ヴァンテージ)は、FXと仮想通貨のハイブリッド型取引所として有名です。
仮想通貨とFXで口座を共有できるため、双方で資金移動をする手数料や手間が省け、両方の投資を同時にしやすいことが利点です。
2019年の設立から16年以上という長い歴史を持ち、全世界で1,500万口座以上のユーザーを抱えています。



金融ライセンスはイギリス・オーストラリアなど信頼できる先進国で複数取得しており、安全性の高い取引所であることも特徴です。
口座開設と本人確認のみで貰える、純粋な登録ボーナスの金額が最も多い取引所で、入金や取引なしで15,000円のボーナスを受け取れます。
「自分の資金を一切使わずに仮想通貨を」始めたい」と思っている人は、ぜひVantageを試してみましょう。
4位:Bitget(ビットゲット):コピートレードに強い


レバレッジ | 最大125倍 |
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取引銘柄数(ペア数) | 1,300種類以上 |
取引手数料 | 0.02%〜 |
日本語対応 | ◎ |
公式サイト | Bitget公式サイト |
Bitget(ビットゲット)は、世界で最もコピートレードに強い取引所の一社として、高い人気を博しています。
世界的人気を誇るサッカー選手・リオネル・メッシ氏がアンバサダーを務めていることも特徴で、世界6位の信頼できる大手取引所です。
独自トークンの『BGB』を発行しており、保有することで手数料20%オフやローンチパッド(新規上場通貨の先行販売)など、多くの特典を受けられます。



銘柄数も1,300種類以上と多彩で、草コインに投資しやすいことも利点です。
ボット取引に強いことも特徴で『グリッド取引Bot、DCA取引Bot』など、タイプの違う様々なボットを選ぶだけですぐに利用できます。
口座開設ボーナスで6,200SDTを受け取れるため、興味を感じた方はぜひお気軽に登録してみてください。
5位:OrangeX(オレンジエックス):セキュリティ性が高い


取引手数料 | 0.02%〜 |
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レバレッジ | 最大200倍 |
取引銘柄数(ペア数) | 350種類以上 |
日本語対応 | ◎ |
公式サイト | OrangeX公式サイト |
OrangeX(オレンジエックス)は2021年の設立以来、世界で最も急成長している取引所として注目されています。
コピートレードが充実していることが特徴の一つで、コピー元となるマスタートレーダーの報酬が高いため、良質なトレーダーが多く集まっています。
日本語対応のレベルも高く、国内取引所と全く遜色ないrレベルで利用でき、24時間・365日体制のカスタマーサポートも日本語で受けられることが特徴です。



セキュリティレベルも高く、マルチシグの導入や資産のハードウェアウォレット管理など、あらゆる面で高度な対策が施されています。
CoinGeckoなど、世界の仮想通貨業界で信頼性の高い第三者機関からも、格付けの中で高評価を獲得しています。
現在、登録で7,500円の口座開設ボーナスを提要しているため、興味を覚えた方はぜひ登録してみてください。
日本人が利用できない海外仮想通貨取引所一覧


日本人が利用できない海外仮想通貨取引所は多くありますが、中でも代表的な取引所を一覧にすると以下の通りです。
- Binance(バイナンス):日本版は利用可能
- OKX(オーケーエックス):日本版は利用可能
- Coinbase(コインベース):1年半で撤退
- Kraken(クラーケン):日本版を3年で閉鎖
- Upbit(アップビット):韓国人・韓国在住者のみ
それぞれの取引所の特徴を紹介していきます。
Binance(バイナンス):日本版は利用可能


レバレッジ | 最大125倍 |
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取引銘柄数(ペア数) | 300種類以上 |
取引手数料 | 0.1% |
日本語対応 | × |
Binance(バイナンス)は、世界盛大の暗号通貨交換所です。
2023年までは日本人も利用できましたが、日本版のBinance Japan(バイナンスジャパン)の設立とともに、日本人はグローバル版を利用できなくなりました。



国内版は利用できるもの、最大レバレッジは2倍までで銘柄数は59種類と、他の国内取引所とほとんど変わらないスペックになっています。
バイナンスの日本版を見ると、Bybit・Bitget・MEXCなどが日本版を設立せずに日本人を受け入れている理由が、良く理解できるでしょう。
OKX(オーケーエックス):日本版は利用可能


レバレッジ | 最大125倍 |
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取引銘柄数(ペア数) | 1,000種類以上 |
取引手数料 | 0.08~0.1% |
日本語対応 | × |
OKX(オーケーエックス)は、世界ランキング5位の大手取引所です。
以前はOKExという名称でサービスを提供しており、グローバル版でも日本人の登録を受け付けていました。



しかし、現在はOKJ(旧OK Coin JAPAN)という日本版の取引所を設立しており、日本人はそちらを使う必要があります。
バイナンスと同じく日本版はスペックが大きく制限されており、海外取引所の特徴を好むユーザーには、メリットがなくなってしまっています。
Coinbase(コインベース):1年半で撤退


レバレッジ | 最大100倍 |
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取引銘柄数(ペア数) | 160種類以上 |
取引手数料 | 0.0~0.4% |
日本語対応 | × |
Coinbase(コインベース):は、2021年8月に日本版の取引所を設立したものの、1年半で撤退してしまった取引所です。
世界ランキング3位の大手でグローバル版は各国で人気がありますが、日本人ユーザーは利用不可となっています。
Coinbaseが日本市場から撤退した本当の理由は不明ですが。



しかし、完全に諦めたわけではなく「日本事業の全面的な見直し」をしているとも報道されています。
他の取引所と比較して際立った特徴はないものの、総合的にあらゆるスペックがバランス良く優れている取引所です。
Kraken(クラーケン):日本版を3年で閉鎖


レバレッジ | 最大125倍 |
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取引銘柄数(ペア数) | 513種類以上 |
取引手数料 | |
日本語対応 | × |
Kraken(クラーケン)は、世界ランキング14位の大手取引所です。
以前は日本版の取引所を設立しており、2020年にs歌としましたが、2023年1月に撤退しました。



現在はグローバル版も日本人は登録できなくなっています。
日本進出は過去に2回しており、2回とも撤退しているため、今後Krakenが日本に再進出する可能性は低いと言えるでしょう。
Upbit(アップビット):韓国人・韓国在住者のみ


レバレッジ | なし |
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取引銘柄数(ペア数) | 210種類以上 |
取引手数料 | 0.05% |
日本語対応 | ×(日本人は登録不可) |
Upbit(アップビット)は、韓国の取引所で世界ランキング4位の規模を誇ります。
以前は日本人が利用できた時期もありましたが、現在は韓国人か韓国在住の外国人でなければ利用できなくなっています。



セキュリティレベルの高さや手数料の安さなど、大手らしく総合力の高さが評価されています。
取扱通貨はやや少なめですが、その分取引所の管理コストが安く、スプレッドなど取引コストの安さに繋がっていることが特徴です。
日本人利用不可の海外仮想通貨取引所を使うとどうなる?


日本人利用不可の海外仮想通貨取引所を、日本人が使うとどうなるかをまとめると、以下の通りです。
- そもそも口座開設・本人確認ができない
- 不正が発覚した時点で入出金や利用ができなくなる
それぞれの展開について詳しく解説していきます。
そもそも口座開設・本人確認ができない
日本人利用不可の海外仮想通貨取引所は、そもそも口座開設や本人確認ができません。
口座開設のみであれば、国籍や居住国について嘘を書けば登録できるケースもあります。



しかし、本人確認の段階でNGとなるので、虚偽情報で登録をしても意味がありません。
また、登録時点で電話番号が必須の取引所の場合、日本の携帯番号は入力できないので、登録自体が不可能です。
不正が発覚した時点で入出金や利用ができなくなる
何らかの方法で口座開設と本人確認に成功した場合も、不正が発覚した時点で入出金や取引などの利用が全てできなくなります。
日本人不可の取引所を日本人が利用している時点で、普通の使い方ではないはずであり、利用規約にも明確に違反しているので、使えなくなるのは当然です。
仮に口座に残高があった場合は凍結・没収される可能性が高いでしょう。



また、他の取引所にも本人確認の情報が共有されて、あちこちでブラックリストに入る可能性もあります。
当然ながら、普通の日本人が日本人不可の取引所をわざわざ利用する理由はないので、不正行為は絶対に働かないようにしてください。
日本人が海外仮想通貨取引所を使うメリット


日本人が海外仮想通貨取引所を使うことには、以下のようなメリットがあります。
- 最大100~1000倍のレバレッジ取引が可能(国内は最大2倍で統一)
- 銘柄数が最大2,900種類以上と豊富(国内は最大59種類)
- ボーナス・キャンペーンの特典が日本の数倍以上で豪華
- 取引手数料・スプレッドも国内より安い(低い)
- ステーキングなど資産運用のメニューが充実している
それぞれのメリットについて詳しく解説していきます。
最大100~1000倍のレバレッジ取引が可能(国内は最大2倍で統一)
海外取引所では、最大100倍~1000倍という高いレバレッジでの取引が可能です。
国内取引所は「最大2倍」で統一されているため、海外は国内と比較して、50倍~500倍高いレバレッジを掛けられるということです。
単純に計算すると、例えば国内取引所で1万円の利益が出る場面で、海外では50万~500万円の利益が出ることになります。



もちろん、逆に1万円の損失が出る場面での損失も50万~500万円になるわけですが、海外取引所には「ゼロカット」があります。
どれだけ損失が出ても「預けた証拠金以上の損失は出ない」ので、リスクが限定されていることが利点です。


銘柄数が最大2,900種類以上と豊富(国内は最大59種類)
海外取引所の銘柄数は、最も多いMEXCで2,900種類以上です。
その他の取引所でも、1,000種類以上の銘柄を売買できる取引所が多数あります。
逆に国内取引所は、最も銘柄数が多いBinance Japanで59種類となっており、MEXCと比較して約50倍の差がついています。



銘柄数が多いほど高騰する草コインに投資しやすくなるため、海外の方が高騰銘柄を掴むチャンスが50倍多いということです。
実際、2021年に50万倍に高騰した柴犬コイン、2023年に10万倍に高騰したぺぺコインなどは、いずれも海外で高騰した銘柄でした。
柴犬コインは現在では国内取引所も取り扱っていますが、国内に上場する頃にはブームが終了して価格が下がっており、今後もかつてのほどの高騰は期待できません。



上記のような違いから、草コインに投資したいのであれば「海外取引所を使うことが必須」ともいえます。
草コインを豊富に取り扱っている取引所は「草コインでおすすめの海外仮想通貨取引所ランキング比較一覧【2025年最新】」の記事で詳しく紹介しています。
ボーナス・キャンペーンの特典が日本の数倍以上で豪華
海外取引所のボーナスやキャンペーンの特典は、どこも日本の数倍以上の豪華な内容になっています。
過剰なサービスをしているわけではなく、現時点で欧米人の所得は日本人の数倍であるため、世界基準では自然に数倍になるためです。
また、国内1位のbitFlyerは世界ランキング22位で、海外と国内では取引所の資金力に圧倒的な差があります。



規模が大きい海外取引所は広告宣伝費も大胆に使えるため、この点でもボーナスやキャンペーンの内容が豪華になります。
登録と本人確認のみでもらえる口座開設ボーナスも充実しているので「自己資金なしでボーナスだけで仮想通貨投資をしたい」という人にもおすすめです。
ボーナスがが豪華な取引所は「海外仮想通貨取引所の口座開設ボーナス・入金キャンペーン一覧【2025年最新】」の記事で詳しく紹介しています。
取引手数料・スプレッドも国内より安い(低い)
海外取引所は取引手数料やスプレッドも国内より安く(低く)なっています。
取引手数料については、国内取引所は「完全無料」を謳っているところが多いものの、スプレッドはかかっています。
海外取引所の取引手数料は0.0%~0.03%程度でほぼゼロに近い金額ですが、国内取引所のスプレッドは最小でも2%程度です。



そして、廃業したDMMビットコインでは一時的に50%に達したこともありました。
最小の2%だったとしても、海外取引所の取引手数料の70倍近くあるため、国内の「取引手数料無料」というサービスは、意味がほとんどないのです。
重要なスプレッドについては「取引高が多いほどスプレッドが低くなる」という、仮想通貨・株式・FXなど全ての投資で共通する法則があります。
そして、取引高は前述の通り、世界ランキングの1~21位は全て海外取引所が独占しているため、スプレッドは海外取引所の方が圧倒的に低いのです。



取引手数料については前述の通り「ほぼ無視していい金額」であるため、スプレッドが安い海外取引所の方が、取引コストでも有利です。
手数料の仕組みについては「手数料が安い海外仮想通貨取引所の比較ランキング一覧【2025年】」の記事で詳しく紹介しているため、ぜひ参考にしてみてください。
ステーキングなど資産運用のメニューが充実している
海外仮想通貨取引所では、以下のような資産運用のメニューが充実しています。
- ステーキング
- セービング(預金)
- レンディング(貸し借り)
セービングは銀行の定期預金のように、仮想通貨を預けることで利子をもらえます。
レンディングは自分が仮想通貨を借りることもできますが、自分が取引所や他のユーザーに課して、利息をもらうことが可能です。
ステーキングは、ユーザーにとってはセービングとほぼ同じ内容で、取引所に仮想通貨を預けて一定の利率で報酬を受け取る仕組みです。



国内取引所でもステーキングやレンディングのメニューは提供しています。
しかし、海外の方が対応している取引所の数が多く、利率も格段に高くなっています。
もともと日本は銀行の金利も、長年世界でほぼ唯一のマイナス金利を維持していたほどなので、仮想通貨でも低金利というのが実情です。
上記のような違いから、仮想通貨をコツコツ稼ぐ資産運用をしたい日本人の方にも、海外取引所はおすすめです。
日本人が海外仮想通貨取引所を使うデメリット・注意点


日本人が海外仮想通貨取引所を使うことには、以下のようなデメリットや注意点もあります。
- 金融庁の警告を受けている
- 信託保全がない(倒産時に資産が戻ってこないことがある)
- 銀行口座から入金できない(クレジットカードは可能)
- 日本円出金のために国内取引所の口座開設が必要
それぞれのデメリットや注意点について詳しく説明していきます。
金融庁の警告を受けている
海外取引所の大手は全て、日本の金融庁から警告を受けています。
警告を受けている理由は「金融庁の認可を受けずに、日本人の登録や利用を受け入れている」ためです。
金融庁の認可を受けずに日本人を受け入れることは、日本のルールでは違法ですが、海外のルールでは違法ではありません。



そして、前述のようなメリットから多くの日本人トレーダーが海外取引所を利用したがっているため、金融庁も強い規制はしていないのが現状です。
Binanceなどは金融庁のルールに合わせて国内版を開設していますが、海外取引所としての特徴は失われています。
レバレッジは最大2倍であり銘柄数は59種類と、グローバル版のBinanceと比較すると、海外取引所のユーザーにとって「使う意味がない」取引所になってしまっています。
前述の世界ランキングの低さから言っても、日本の仮想通貨の常識は世界の非常識であり、海外取引所がBinanceを見習う必要性は低いのが実情です。



つまり、海外取引所は悪質な誤差だから金融庁の警告を受けているのではなく「日本人ユーザーのニーズに合わせることを重視している」ために、警告を受けているといえます。
上記のような事情はあるものの「警告を受けている」ということだけは、理解して利用するようにしましょう。
信託保全がない(倒産時に資産が戻ってこないことがある)
信託保全とは「取引所が倒産した時に自分の資産が全て戻ってくる」というシステムです。
国内取引所では信託保全が必ずありますが、海外取引所ではほとんどの取引所が提供していません。



ただ、大手の海外取引所では「数百万円程度までは補償される」というケースが多く見られます。
そのため、口座に残す資産を数百万円程度に抑えておけば、信託保全があるのと同等の状態で利用できます。
銀行口座から入金できない(クレジットカードは可能)
海外取引所には、日本の銀行口座から入金できません。
クレジットカードからの入金は可能ですが、銀行口座についてはどの銀行でも不可です。
クレジットカードはVISA・Master Cardが使える取引所がほとんどで、Bybitなど一部の取引所ではJCBも利用可能です。



決済不可となるカード会社も半分程度ありますが、半分程度のカード会社は利用できます。
クレジットカード入金も含めた入金方法については「海外仮想通貨取引所の入金方法は?日本円送金のやり方を徹底解説」の記事で詳しく解説しています。
日本円出金のために国内取引所の口座開設が必要
海外取引所から日本の銀行口座に、直接出金をすることはできません。
もちろん、クレジットカードや電子マネーなど、その他の日本円の決済手段に対する出金もできません。
そのため、日本円を出金するためには国内取引所に送金し、国内取引所から出金する必要があります。



そのため、国内取引所での口座開設と本人確認(KYC)が必須です。
詳しい出金のやり方は「海外仮想通貨取引所は出金できない?方法や日本円に現金化するやり方を解説」の記事で解説しています。
なお、海外仮想通貨取引所のメリットやデメリットについては「海外仮想通貨取引所のメリットは?デメリットと国内取引所との違いも解説」をご覧ください。
日本人の海外仮想通貨取引所の利用に関連するよくある質問


日本人が海外仮想通貨取引所を利用することに関連して、よくある質問は以下の通りです。
- 海外仮想通貨取引所は出金できない?
- アプリがない海外仮想通貨取引所はどうすればいい?
- 海外仮想通貨取引所での取引はバレない?
それぞれの質問に詳しく回答していきます。
海外仮想通貨取引所は出金できない?
海外仮想通貨取引所からの出金は、当然できます。
ただ、前述の通り「日本円の出金」はできません。
米ドルやユーロを海外の銀行に出金することはできますが、ほとんどの日本人にとってそれは意味がないでしょう。



そのため、海外取引所の出金は「仮想通貨を国内取引所に送る」というやり方になります。
そして、国内取引所で日本円に換金し、銀行口座に出金します。
アプリがない海外仮想通貨取引所はどうすればいい?
日本版のApp StoreやGoogle Playにアプリがない海外取引所は、公式サイトからダウンロードできます。
例えばBybitの場合、アンドロイド版のアプリはこちらの公式ページからダウンロードが可能です。
iPhone版の(iOS版)のアプリは、Bybitの場合は「Apple IDを海外アカウントで新規作成する」という方法がおすすめです。



単純に現在のアカウントの国を変更する方法もありますが、この方法ではApplePayの残高が失われるなど、様々な影響が起こり得ます。
そのため、iOS版の場合は上記の方法をおすすめします。
海外仮想通貨取引所での取引はバレない?
海外取引所での取引は、当然国税庁や税務署にバレます。
バレると言っても、日本人が海外取引所を利用することは違法ではないため、問題ありません。
ただ、利益が出ていて納税の義務があるのに納税していない(脱税している)という場合は、当然バレます。



「トラベルルール」の対象の取引所であれば、あなたに関する入出金が全て、取引所と国税庁の間で共有されています。
また、トラベルルールに参加している取引所全てで情報が共有されている可能性もあり、海外取引所での利益を隠し続けることは不可能です。
トラベルルールについては「仮想通貨の海外取引所のトラベルルールとは?回避方法と各社の対応一覧」の記事で詳しく解説しています。
また、税金のルールについては「海外仮想通貨取引所で税金はかかる?タイミングや計算方法・確定申告のルールを解説」の記事を参考にしてみてください。
【まとめ】日本人におすすめの海外仮想通貨取引所一覧


日本人が利用できる海外取引所は数十社程度に限定されています。
その中でも、今回紹介してきた5社であれば総合的に優れており、信頼性も高いため安心して利用できます。



紹介した5社の中でも、世界2位で日本人人気もトップのBybitは、多くの人におすすめできる取引所です。
現在、口座開設で77万5,000円のウェルカムボーナスを受け取れるため、ぜひお気軽に登録してみてください。
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