海外FXのゼロカットとは?追証なし・借金リスクなしの仕組みやメリット・デメリットを紹介

「海外FXのゼロカットって何?」「本当に追証なしで借金にならないの?」と疑問に思っていませんか?

海外FXのゼロカットとは、口座残高がマイナスになってもFX業者が損失を補填してくれる仕組みで、追証なし・借金リスクゼロが特徴です。

国内FXでは急な相場変動で多額の追証が発生することもありますが、海外FXではゼロカットによってリスクが限定されているため、特に初心者から支持されています。

本記事では、ゼロカットの仕組みからメリット・デメリット、対応しているおすすめの海外FX業者まで徹底解説します。

「損失を最小限に抑えて、安心して海外FXを始めたい」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

なお、ゼロカットを採用かつ総合的におすすめの海外FX業者は「海外FXおすすめ業者ランキング!利用者の評判から人気口座を徹底比較」で紹介しています。

目次

海外FXのゼロカットに関する基礎知識と仕組み

多くの海外FX業者では、「ゼロカットシステム」が標準で採用されています。

ゼロカットの有無は、国内FX業者と大きく異なるポイントであり、リスクを最小限に抑えたいトレーダーや初心者が海外FX業者を選ぶ決め手の1つです。

ここでは、ゼロカットシステムの基本から実際の発動条件まで詳しく解説していきます。

海外FXのゼロカットシステムとは?追証が発生しない仕組み

海外FXのゼロカットシステムとは、残高以上の損失が発生しても、不足分はFX業者が補填してくれるシステムです。

国内FX業者のようにゼロカットシステムが採用されていないブローカーでは、証拠金残高以上の損失が発生した場合、追加証拠金(追証)の支払い義務が生じます。

そのため、ゼロカットシステムの有無によって、万が一の事態が発生した場合の最終的な損失額は大きく異なります。

取引例ゼロカットありゼロカットなし
口座残高10万円10万円
損失額-20万円-20万円
損失発生後の残高0円-10万円
追証なしあり(不足分:10万円)
トレーダーの損失額10万円-20万円
※マイナス残高が発生した場合のシミュレーション

ゼロカットシステムを採用している海外FX業者では、入金額以上の支払いを求められることはないので、安心してトレードが行えます。

海外FX業者がゼロカットシステムを採用できる理由

海外FX業者がゼロカットシステムを採用できるのは、主に規制の柔軟さとトレード方式の仕組みの違いによるものです。

多くの海外FX業者が追証を義務付けていない国の金融ライセンスで運営されており、ゼロカットを合法的に導入できる環境にあります。

また、顧客とブローカーの利益が相反しないNDD(ノーディーリングデスク)方式を採用している点も、ゼロカットを実現できる要因の1つです。

ゼロカットとロスカットの違い

ゼロカットとロスカットは、どちらもトレーダーの損失拡大を防ぐための仕組みですが、役割や執行されるタイミングが異なります。

比較項目ゼロカットロスカット
役割マイナス残高を補填する顧客の資産がマイナスになるのを防ぐ
執行タイミング口座残高がマイナスになった後証拠金維持率が一定の水準を下回ったとき
※ゼロカットとロスカットの違い

ロスカットは、ポジションの損失が一定水準に達した際に自動決済されることで、口座残高のマイナスを未然に防ぐ「予防的措置」です。

一方、ゼロカットは相場の急変によってロスカットが間に合わず、口座がマイナス残高になった場合でもブローカーが損失を補填し、追証を請求しない「最終措置」です。

基本的に強制ロスカットを行うことで顧客の資産を保護していますが、ゼロカットを導入することで想定外のリスクにも対応できるようになっています。

ゼロカットシステムが執行されるタイミング

ゼロカットシステムが執行されるタイミングは、業者ごとに異なります。

執行パターン特徴主な海外FX業者
自動リセット型マイナス残高発生後、数分〜数時間以内に執行XMTrading/VantageTrading/Exness
定時リセット型一定のタイミング(日本時間6:00等)に日次で執行TitanFX
手動申請型サポートデスクへの連絡・申請後に執行IronFX
※ゼロカットシステムの執行パターン

多くの海外FX業者では、マイナス残高が発生してから数時間以内に自動でゼロカットシステムが執行されます。

しかし、TitanFXやIronFXのように定時や申請が必要になるケースもあるので、口座開設前に利用規約や公式サイトで確認しておきましょう。

海外FXのゼロカットシステムのメリット

海外FXでは、相場が急変してもゼロカットシステムにより追証が発生しません。

特に、ハイレバレッジで取引を行うトレーダーにとって、想定外のリスクを限定できる仕組みは、大きなメリットです。

ここでは、ゼロカットシステムのメリットについて詳しく解説していきます。

海外FXのゼロカットシステムのメリット

追証・借金のリスクがゼロ

ゼロカットシステムの最大のメリットは、万が一口座残高がマイナスになっても追証・借金のリスクが無いことです。

2%ルールなどの徹底した資金管理を行っていても、フラッシュクラッシュやスイスショックのような想定外の価格変動に巻き込まれるリスクは常にあります。

しかし、ゼロカットに対応している海外FX業者であれば、損失分をブローカー側で補填してくれるため、トレーダーは安心してトレードに望めます。

ハイレバレッジ取引を行いやすい

ゼロカットに対応していることで、ハイレバレッジでのトレード戦略を立てられるのもメリットの1つです。

ハイレバレッジ取引は、わずかな証拠金で大きなポジションを持てる反面、相場が急変すれば入金額を超える損失が発生するリスクもあります。

比較項目海外FX国内FX
最大レバレッジ1,000倍25倍
1ロット100,000通貨10,000通貨
為替レート150円/1ドル150円/1ドル
必要証拠金約15,000円約6,000円
1pipsあたりの損益±1,000円±100円
※レバレッジ倍率ごとの必要証拠金と損益額の関係

しかし、ゼロカットに対応したFX業者を利用することで、入金額以上の損失を抱えるリスクを限定し、安心してハイリスク・ハイリターンの戦略を実行できます。

ハイレバレッジでのトレードにおすすめの海外FX業者は「海外FXのレバレッジ比較!最大無制限のおすすめ業者や制限・規制について紹介」で解説していますので参考にしてください。

海外FXのゼロカットシステムのデメリット

海外FXのゼロカットシステムは、追証が発生しないという点で大きなメリットがありますが、あくまで最終措置であり積極的に利用する仕組みではありません。

特に、初心者はリスク管理が甘くなりやすいので注意が必要です。

ここでは、海外FXのゼロカットシステムのデメリットについて詳しく解説していきます。

リスク管理が甘くなりやすい

ゼロカットがあることで、万が一相場が急変しても損失を入金額までに抑えられるという安心感が生まれます。

しかし、ゼロカットの安心感から資金の全額を一度のトレードで投入したり、明確な損切りラインを設定しないなど、マイルールを無視してしまうケースも少なくありません。

ゼロカットは本来、緊急時のセーフティネットであり最後の手段であるため、日頃から堅実な資金管理を心がけることがFXで勝ち続けるコツです。

別口座から損失が補填される可能性がある

ゼロカットに対応していても、同一名義で複数口座を開設している場合、別口座の残高から損失が補填される可能性があります。

例えば、A口座で残高がマイナスになると、B口座の資金で損失が相殺されるといったパターンです。

この対応は、利用規約に明記されていることが多いため、事前に確認していないと想定外の資金移動が発生する恐れがあるので注意しておきましょう。

複数口座を開設している方は、利用規約を再確認しておきましょう。

ゼロカットシステムを採用している海外FX業者の中から、おすすめの3社を紹介します。

ゼロカットシステム採用のおすすめ海外FX業者

※ゼロカットだけでなく、トレード環境や運営体制など総合的に判断して選出しています。

XMTrading

ゼロカットシステム採用のおすすめ海外FX業者の1つはXMTrading
引用:XMTrading公式サイト

世界中に多くの利用者を持つXMTradingは、最大レバレッジ1,000倍とすべての口座タイプに適用されるゼロカット保証が魅力です。

日本語対応も充実しており、初心者から上級者まで幅広い層に支持されています。

XMTradingの特徴
  • 最大レバレッジ1,000倍に対応
  • 全口座タイプでゼロカット保証あり
  • 豊富なボーナスキャンペーンを開催
  • 日本語サポート・日本人スタッフ在籍

口座開設ボーナスや入金ボーナス、さらにロイヤリティプログラムなど、豊富なボーナスキャンペーンが随時開催されています。

これらの特典をゼロカットシステムと組み合わせることで、少ない資金からでも効率的に取引を始められます。

VantageTrading

ゼロカットシステム採用のおすすめ海外FX業者の1つはVantageTrading
引用:VantageTrading公式サイト

VantageTrading(ヴァンテージ)は透明性の高いNDD方式を採用し、スプレッドも業界最狭水準です。

最大レバレッジも2,000倍と高く、ゼロカットにも完全対応しているため、追証の心配なくトレードを行えます。

VantageTradingの特徴
  • NDD方式(STP/ECN)で透明性の高い取引
  • 最大レバレッジ2,000倍
  • ゼロカット対応で追証の心配なし
  • 取引コストが安くスキャルピングにも好相性
  • 日本語対応あり・初心者向け教育コンテンツも充実

業界トップクラスの口座開設ボーナスや入金ボーナスが用意されており、ゼロカットと組み合わせれば、少額資金からでもリスクを抑えて取引をスタートできます。

また、日本語サポートや初心者向けの教育コンテンツも充実しており、これから海外FXを始めたいトレーダーにもおすすめです。

Exness

ゼロカットシステム採用のおすすめ海外FX業者の1つはExness
引用:Exness公式サイト

Exness(エクスネス)は、最大レバレッジ無制限という業界最高水準のハイレバレッジを提供しており、少額資金からでも大きなリターンを狙える点が特徴です。

ゼロカットシステムとの相性も良く、万が一の損失リスクも抑えられます。

Exnessの特徴
  • 最大レバレッジは無制限(条件あり)
  • 権威性の高い金融ライセンスを複数保有
  • 低スプレッド・高速約定が強み
  • 平日24時間のリアルタイム出金が可能
  • 日本語対応でサポート体制も安心

ボーナスキャンペーンは実施していないものの、その分取引コストが非常に低く抑えられており、スプレッドの狭さやロスカット水準0%など短期売買に適した環境が整っています。

編集部

スキャルピングや自動売買を行うトレーダーからも高く評価されている業者です。

ゼロカット・ハイレバレッジを有効活用し、低資金から利益の最大化を狙いたい方におすすめです。

海外FXのゼロカットシステムに関する注意点

海外FXのゼロカットは、相場が急変しても追証が発生しないシステムですが、仕組みを理解していないと思わぬ不利益を被る可能性があります。

ここでは、ゼロカットシステムを利用する際の注意点について解説していきます。

業者ごとにゼロカットのタイミングが異なる

ゼロカットが執行されるタイミングは、FX業者ごとに異なります。

すぐにマイナス残高がリセットされる業者もあれば、数時間から1日かかるケースもあります。

また、ゼロカットが完了するまでに入金や資金移動を行ってしまうと、そこから補填される可能性もあるので注意が必要です。

業者名ゼロカット反映時間
AXIORY24時間以内
BigBoss日本時間7時・20時
Exness数分~数時間
FXGT24時間以内
TitanFX日本時間6時(夏時間)・7時(冬時間)
VantageTrading数分以内
XMTrading24時間以内
※人気海外FX業者のゼロカット執行時間

タイミングの違いによるトラブルを避けるためにも、事前に利用規約を確認しておくようにしましょう。

ゼロカットを悪用した取引はペナルティ対象

ゼロカットを悪用したトレードは、多くの海外FX業者で規約違反としてペナルティ対象となります。

状況によっては、利益没収や口座凍結といった厳しい措置が取られることもあります。

特に、以下のような取引は、ゼロカットの悪用と判断される可能性が高いため注意が必要です。

ゼロカットの悪用と判断される可能性がある取引
  • ゼロカット目的の複数口座間による両建て
  • 他社口座やグループ間で組織的に両建て
  • 経済指標・要人発言の発表前後のみのハイレバ取引
  • ゼロカット前提のハイレバレッジ取引

ゼロカットはあくまで、予期せぬ相場変動からトレーダーを守るための最終措置です。

制度の乱用は避け、あくまで健全なリスク管理の一環として活用しましょう。

海外FXのゼロカットに関するよくある質問

海外FXのゼロカットに関するよくある質問を紹介します。

海外FXのゼロカットとは?

海外FXのゼロカットとは、相場急変などで口座残高がマイナスになっても、追加入金(追証)を請求されない仕組みです。

トレーダーは、入金した資金以上の損失を負う心配がありません。

海外FX業者がゼロカットシステムを採用できる理由は?

海外FX業者は規制の緩やかな国でライセンスを取得しているため、ゼロカットの導入が可能です。

また、NDD方式やリスクヘッジ体制により、業者側もマイナス残高を補填できる余力を持っています。

なぜ、日本ではゼロカットが禁止されている?

日本では、投資家保護の観点から金融庁がゼロカットを禁止しています。

ハイレバレッジによる過剰なリスクを抑えるため、追証制度が義務付けられているのが現状です。

ゼロカットを悪用していると判断される取引を教えて下さい。

ゼロカット狙いの両建てや、経済指標前だけのハイレバ取引などは、悪用とみなされる可能性があります。

業者の規約違反に該当する場合、利益の没収や口座凍結などのペナルティが科されることがあります。

海外FXのゼロカットは罠?

ゼロカットは決して罠ではなく、正しく使えばトレーダーを守る制度です。

ただし、仕組みを理解せずにハイレバで無謀なトレードをすると、大きな損失を招くリスクもあります。

海外FXのゼロカットにデメリットはある?

ゼロカットがあることでリスク管理が甘くなったり、制度を悪用すると口座凍結のリスクがあります。

また、業者によってゼロカットの発動タイミングに差がある点も注意が必要です。

海外FXのゼロカットと入金ボーナスは併用できる?

多くの海外FX業者ではゼロカットシステムと入金ボーナスを同時に利用できます。

証拠金維持率が急落しても追証が発生せず、ボーナスも活用できるため、リスク管理と資金効率の両面でメリットがあります。

なお、海外FXの入金ボーナスについては「海外FXの入金ボーナス・キャンペーン【2025年最新】100%・200%・クッション機能を比較」で解説していますので参考にしてください。

海外FXでゼロカットと口座開設ボーナスは同時に利用可能?

ほとんどの海外FX業者では初回登録時の口座開設ボーナスとゼロカットをセットで提供しています。

ノーリスクでトレードを体験できるため、初心者にも人気です。

口座開設ボーナスを提供中の海外FX業者は「海外FXの口座開設ボーナス比較ランキング【2025年最新キャンペーン】」で紹介しています。

ゼロカットがあるとスプレッドが広くなるって本当ですか?

一部の海外FX業者では、ゼロカットなどの手厚いリスク補償を提供する代わりに、スプレッドがやや広めに設定されています。

これは海外FX業者のリスク管理の一環です。

なお、ゼロカット採用かつスプレッドが狭い海外FX業者は「海外FXのスプレッドランキング!狭いおすすめの最狭業者を一覧で徹底比較」で紹介しています。

まとめ

海外FXの「ゼロカットシステム」は、口座残高がマイナスになっても追証(追加証拠金)を請求されない仕組みであり、最大の魅力は”借金リスクゼロ”で取引できる安心感です。

特にハイレバレッジ取引が可能な海外FXでは、ゼロカットがあることでリスクを限定し、戦略的なトレードが可能になります。

ゼロカットシステムのポイント
  • マイナス残高でも追証が発生しない
  • ハイレバレッジと組み合わせることで資金効率が向上
  • 初心者はリスク管理が甘くなりやすい
  • ゼロカットを悪用した取引はペナルティ対象

ゼロカットシステムは、リスク管理の”最後の砦”として心強い制度ですが、正しく理解し健全なトレードルールの中で活用することが重要です。

ハイレバ戦略と組み合わせれば、低資金から大きな利益を狙える強力な武器になります。

この記事を書いた人

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