- 海外仮想通貨取引所に入金する方法は?
- 海外取引所に日本円を送金するやり方を知りたい
本記事を訪れた方は、上記のような疑問や悩みをお持ちではないでしょうか?
海外取引所への入金はクレジットカードによって、日本円で直接可能です。
銀行振込を使いたい場合は国内取引所で仮想通貨を購入し、その仮想通貨を海外取引所に送金します。
国内取引所を経由する場合は、事前に口座開設と本人確認を済ませておくことが必要です。
本記事では、海外取引所への入金方法や送金でおすすめの仮想通貨、入金時の注意点などを解説します。
日本円入金がしやすい取引所やおすすめの取引所を探している方は「海外仮想通貨取引所ランキングおすすめ比較10選」の記事も、あわせてチェックしてみてください。

海外仮想通貨取引所の入金方法は?

海外仮想通貨取引所の入金方法を一覧にすると、以下の通りです。
- クレジットカード(日本のカードを利用可能)
- 国内取引所で仮想通貨を購入して送金
- P2P取引(銀行振込・PayPay・LINE Payなどが可能)
それぞれの入金方法について詳しく解説していきます。
クレジットカード(日本のカードを利用可能)
最も簡単な方法は、クレジットカードを使うやり方です。
日本のクレジットカードを使い、日本円を直接入金できます。
半分程度のカードは決済不可となりますが、半分程度のカードは利用可能です。

国際ブランドはVISA・Master Cardが使える取引所がほとんどで、Bybitなど一部の取引所ではJCBも使えます。
AMEX・Dinersはほとんどの取引所で利用不可です。
ApplePay・Google Payに対応している取引所も多く、カードによってはJCB・AMEX・Dinersがこれらの支払方法で使えることもあります。


国内取引所で仮想通貨を購入して送金
クレジットカードの次にメジャーな方法は、国内取引所で仮想通貨を購入し、その仮想通貨を海外取引所に送金する方法です。
入金というよりは送金ですが、この方法であれば銀行振込で入金でき、大部分のクレジットカードが利用できます。



一部、国内取引所であっても仮想通貨の購入に使えないクレジットカードは存在します。
海外取引所に送金する際、送金手数料(ガス代)がかかりますが、それほど高い金額ではありません。
国内取引所での口座開設と本人確認が必要ですが、その作業さえ済めば簡単な方法です。
P2P取引(銀行振込・PayPay・LINE Payなどが可能)
P2P取引とは「個人間取引」のことで、他のユーザーと直接仮想通貨を売買します。
入金の場合は、仮想通貨を売っているユーザーから日本円で購入します。



P2P取引では、相手方が対応していればどんな決済方法でも可能です。
具体的には、以下のような支払方法を利用できます。
- 銀行振込(日本の銀行)
- PayPay(ペイペイ)
- LINE Pay(ラインペイ)
- 楽天ペイ
- auペイ
国内取引所でも電子マネーは使えないことが多いので、電子マネーを使える点で、国内取引所経由の入金よりも便利です。
ただ、P2P取引はレートが悪く、割高な値段で仮想通貨を購入することになります。
「多少高くなっても楽に入金したい」という人に適した方法です。
海外仮想通貨取引所への送金でおすすめの仮想通貨


国内取引所で仮想通貨を買ってから海外取引所に送金する時「どの仮想通貨にすべきか?」と迷うことは多いでしょう。
海外取引所への送金でおすすめの仮想通貨は、以下の通りです。
- BTC(ビットコイン/Bitcoin)
- USDT(テザー/Tether)
- ETH(イーサリアム/Ethereum)
それぞれの銘柄がおすすめの理由を解説していきます。
BTC(ビットコイン/Bitcoin)


ビットコインは仮想通貨の代名詞であり、デジタルゴールドと呼ばれるほど安定性が高い銘柄です。
ビックカメラやメルカリなど、店舗やネットショップでの支払いに使えることも多く、投資以外での使い道が多いことも利点です。



金額についても、取引所では保有しているBTCや仮想通貨が、常に日本円や米ドルの金額で表示されます。
そのため「1BTCがいくらなのかわかりにくい」という点についても、問題ありません。
USDT(テザー/Tether)


USDTは名前通り米ドルと価格が常に連動する「ステーブルコイン」です。
例えば1ドル145円の相場であれば、1USDTも145円となります。
価格がわかりやすいため「いくら買うべきか、いくら送金すべきか」をすぐに計算できることが利点です。



わかりやすさと価格の安定性から、実店舗やネットショップでの決済でも多く採用されており、この点でもおすすめできます。
特にP2P取引の時、米ドルと比較してレートの良し悪しを判断できるので、P2P取引ではUSDTが最もおすすめです。
ETH(イーサリアム/Ethereum)


イーサリアムはビットコインの次に有名な仮想通貨で、時価総額ランキングでも2位に位置しています。
BTC・USDTと同様に多くの店舗やネットショップで利用でき、価格が安定していることもメリットです。
イーサリアムは送金に使えるブロックチェーン(ネットワーク)の種類が多いことも特徴です。



その時々で最も空いているチェーンを選べば、送金時間も少なくガス代(送金手数料)も安くなります。
また、NFT投資をする場合はイーサリアムが必須となるため、将来的にNFT投資をする可能性がある場合も、おすすめの銘柄です。
国内取引所から海外取引所に入金(送金)する手順


国内取引所から海外取引所に入金(送金)する際の手順は、以下の通りです。
- 両方で口座開設と本人確認をする
- 国内取引所で日本円を入金する
- 日本円で仮想通貨を購入する
- 買った仮想通貨を海外取引所の口座に送る
それぞれの手順について詳しく解説していきます。
①:両方で口座開設と本人確認をする
まず、国内取引所と海外取引所の両方で、口座開設と本人確認をします。


本人確認では、運転免許証などの身分証をスマホで送信します。


多くの取引所ではセルフィー(自撮り)を撮影します。
セルフィーは上のように顔を動かすなどして3パターンくらい撮影することが一般的です。


セルフィーまで送信したら、審査の完了を待ちます。
営業日であれば取引所によっては最短5分、平均で半日程度かかります。


海外取引所でも同じように口座開設と本人確認を行います。
Bybitの場合、セルフィーを送信した後、最短5秒で本人確認が完了します(AIが高度なためか、驚くほど一瞬です)。
②:国内取引所で日本円を入金する
本人確認が完了したら、国内取引所で日本円を入金します。
多くの取引所は、銀行振込・クレジットカード・コンビニ入金などの方法で入金が可能です。
今回は銀行振込で説明します。


本人確認が済んだら、国内取引所で銀行振込やクレジットカードによって仮想通貨を購入します。
銀行振込の場合、振り込み先の口座が上の画像のように書かれているケースが多く見られます。
この口座に振り込むことで、日本円での入金が可能です。


取引所によっては、クイック入金(即時入金)やコンビニ入金などのメニューもあります。
クイック入金は通常の銀行振込よりもスピーディーに反映されます。


希望の金額を入力して「入金する」などのボタンを押します。


クイック入金の場合、連携している銀行のアプリやサイト(ネットバンキング)が直接開かれます。
振り込み先などは自動的に入力されるので「確定」などのボタンを押すだけです。
クイック入金でない場合も、同じようにネットバンキングで振り込み先を手動で入力して確定します。


入金作業が完了したら、国内取引所の口座に反映されるのを待ちます。
クイック入金の場合、即時もしくは10分程度で反映されるケースが多く見られます。


口座に反映されると、上の画像のように金額が増えています。
この状態ではまだ日本円なので、ここから仮想通貨を購入します。
③:日本円で仮想通貨を購入する


まず買いたい仮想通貨を選びます。
多くの取引所では、上の画像のようにチャートと一緒に「売る・買う」などのボタンが表示されています。


仮想通貨を選んだら、購入する金額を入力します。
仮想通貨の数量からでも、日本円の金額からでも入力できます。
最初は日本円の金額で決めるのがおすすめです。


購入が完了すると、上のような完了画面になります。
④:買った仮想通貨を海外取引所の口座に送る


海外取引所で、送る仮想通貨の入金画面を開きます。
今回はBTCを送るので、上のようにBTCの画面を開いています。
アドレスとQRコードが表示されているので、アドレスをコピーするか、QRコードを保存します。
(今回はアドレスをコピーするやり方で説明します)


先ほどコピーしたアドレスを、国内取引所の送金(出金)画面で貼り付けます。
アドレスの貼り付け以外では「受取人が誰か」という情報も入力します。
ただ、今回は自分なので「お客様本人」を選ぶだけで、何も入力しなくてOKです。
(国内取引所に登録している情報が自動で入力されます)


国内取引所からの送金の場合、送金先として「海外取引所」を選択します。
そして、一覧の中から海外取引所の名称を選びます。
多くの取引所では、送金に対応している海外取引所を一覧から選択できます。
送金の目的も入力して、送金を確定します。
目的は通常「売買のため」などですが、どのような理由であっても必ず本当の理由を書きましょう。
(今回は本サイトでの説明用であるため、その旨を記載しています)


上のように海外取引所の口座に反映され、ビットコインの残高が増えています。
反映にかかる時間は早ければ数分、遅くとも10分~30分程度です。
どの程度かかるかは仮想通貨の銘柄、使うネットワーク、その時の混雑具合などの諸条件で異なります。
海外仮想通貨取引所の入金に関する注意点


海外取引所に入金する際の注意点は、以下の通りです。
- 日本円入金はできるが日本円出金はできない
- 入金手数料が無料でもガス代やカード手数料はかかる
- 過去に使えたカードが使えなくなることも
- 送金先のアドレスを間違えると他人に届いてしまう
- 着金に時間がかかることもある
それぞれの注意点について詳しく解説していきます。
日本円入金はできるが日本円出金はできない
海外取引所はクレジットカードによって日本円で入金できますが、日本円での出金はできません。
クレジットカードに対して出金はできないことと、日本の銀行への振り込みに対応していないためです。



金融庁の認可を受けていないため、日本の銀行との連携自体がありません。
そのため、出金する際は「国内取引所に送金する⇒国内取引所から銀行口座に振り込む」という形を取る必要があります。


入金手数料が無料でもガス代やカード手数料はかかる
海外取引所の多くは入金手数料が無料です。
しかし、国内取引所から送金する際にはガス代(送金手数料)がかかります。
ガス代とは仮想通貨の履歴を記録する「ブロックチェーン」を利用すれば、必ずかかるお金で「ネットワーク手数料」とも呼ばれます。



ガス代を持っていくのは取引所ではなく、その履歴の記録に貢献したマイナー(採掘者)やノードと呼ばれる人たちです。
その他、国内取引所が出金手数料を課している場合は、国内取引所に対してその支払いがあります。
クレジットカードで直接日本円を入金する場合は、カード決済の手数料が必要です。
決済手数料は実店舗で支払う時もかかるもので、多くの場合は店舗側が負担していますが、仮想通貨入金の場合は自己負担になります。
過去に使えたカードが使えなくなることも
海外取引所へのクレジットカード入金は、全てのカードでできるわけではありません。
そして、過去に使えたカードが使えなくなることもあります。



原因はカード会社が方針を変えたというケースもあれば、単純にその支払いがたまたま引っかかったということもあるでしょう。
例えば、以下のようなケースでは不正使用の自動検知に引っかかり、決済不可となることがあります。
- 金額が大きい(与信枠の範囲内であっても)
- 直近でカードでの支払い回数が急増した
- これまでと違う取引所に入金した
取引所ごとにカード決済の可否は変わることが多いので、別の取引所で使うと決済不可になることはよくあります。
送金先のアドレスを間違えると他人に届いてしまう
海外取引所に限らず、仮想通貨の送金でアドレスを間違えると、赤の他人に届いてしまいます。
あるいは、そのアドレスが存在しないアドレスであれば、電脳世界の藻屑として消えてしまいます。
仮想通貨はもともと匿名性の高さがメリットであるため、アドレスから「○○さんである」と確認することはできません。



自分で登録しておくことはできますが、初めてのアドレスだと登録もまだであるため、間違えないように送る必要があります。
アドレスはコピペするのが普通なので、貼り付け方を間違えない限りは問題ありません。
また、QRコードから送ることもできますが、QRコードなら間違えるリスクはより低くなります。
着金に時間がかかることもある
仮想通貨を送金してから、着金するまでには時間がかかることがあります。
通常は数分、遅くとも10分前後で着くのですが、取引所からの送金の場合は数時間や1日経過しても着金しない、ということがあります。
この原因は主に以下の通りです。
- 不正使用の検知に引っかかり審査されている
- ネットワークが混雑している
- 取引所(送付元か受取先のどちらか)でトラブルが起きている
- 送金先を間違えている
審査されている場合は、審査が完了し次第着金します。
ネットワークの混雑については数時間まではあり得ますが、1日などの長時間になることはほぼありません。
取引所のトラブルについては、公式サイトやSNSなどで報告されていない場合、個別の問い合わせが必要です。



送金先の間違いは特に初めての方の場合、最初に疑うべき原因です。
もともと銀行の海外送金は数日~1週間程度かかっていたため、仮想通貨は遅れたとしてもかなりスピーディーな送金方法といえます。
海外仮想通貨取引所の入金に関連するよくある質問


海外取引所への入金に関しては、以下のような疑問点が多くのトレーダーから寄せられます。
- 海外仮想通貨取引所への送金の手数料は?
- 仮想通貨の海外送金に規制はある?
- 海外取引所のトラベルルールとは?
それぞれの疑問点について答えていきます。
海外仮想通貨取引所への送金の手数料は?
海外取引所への送金でかかる可能性がある手数料は、以下の通りです。
- 送金元の出金手数料
- 受取元の入金手数料
- ブロックチェーンのガス代(ネットワーク利用料)
かかることが最も多いのは、送金元の出金手数料です。
出金で手数料がかかるのは「できるだけ自社の口座にお金を残しておいてほしいため」です。



逆にお金を入れてもらえるのは降れしいので、入金手数料は無料の取引所が多くなっています。
ブロックチェーンのガス代は、前述の通り仮想通貨を移動させれば必ずかかる費用です。
仮想通貨の海外送金に規制はある?
仮想通貨の海外送金の規制とは、主に「トラベルルール」のことで、次の段落で解説します。
トラベルルール以外での規制は特になく、強いてあげるなら「取引所ごとに送金先としてNGにしている取引所がある」という点です。



上記のルールは政府によるルールではなく、その取引所独自のルールです。
たとえば国内取引所のbitFlyerは、Coincheck以外の国内取引所に送金ができません。
こうした個別の取引所ごとの制限が、海外取引所にもあります。
海外取引所のトラベルルールとは?
トラベルルールとは「送金時に送る人・受け取る人の情報を対象国の取引所や政府が共有する」というルールです。
海外取引所だけでなく国内取引所も対象となります。
送金先の海外取引所が対象国にある場合は、トラベルルールによって以下のような情報が共有されます。
- 氏名(送付人・受取人の両方)
- ブロックチェーンアドレス(両方)
- 住所 or 個人識別情報(送付人)
情報のルールは取引所によって多少の違いはありますが、おおむね上記の通りです。



ただ情報が共有されるだけで、自分がする作業は特にないので、負担になることはありません。
詳しくは「仮想通貨の海外取引所のトラベルルールとは?回避方法と各社の対応一覧」の記事で解説しています。
【まとめ】海外仮想通貨取引所の入金のやり方は?


今回解説してきた通り、海外取引所への入金方法で最も簡単なのは、クレジットカード入金です。
クレジットカードが使えない場合は、国内取引所で仮想通貨を購入し、海外取引所に送金する方法が一般的です。
P2P取引に対応している取引所であれば、銀行振込や電子マネーなどの方法で仮想通貨を購入することもできます。



いずれの方法でも、多くの種類のクレジットカードを利用でき、国内取引所からの送金制限が少なく、P2P取引が可能な取引所を選ぶことが重要です。
Bybitは上記の条件を全て満たしており、特に他の海外取引所がほぼ全社使えないJCBでの入金も可能です。
世界2位の大手取引所で、77万5,000円という豪華な口座開設ボーナスも受け取れるため、ぜひお気軽に登録してみてください。
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